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川向正人教授

退任に寄せて

広瀬大祐

廣瀬 大祐 (川向研究室5期生)

 恩師 川向先生とのこれから。

 

 1993 年運河。私が学部1年生のときに建築史の授業があり、歴史上の建築の意図、都市と建築の関係について、理論的に、熱く、ときには厳しく講義が行われていました。遊んでばかりいた私にとって、「建築を学んで楽しい」と実感できる時間、毎週待ち遠しい講義だったことを覚えています。それが、川向正人先生との出会いでした。広い視野を持つためには、刺激や苦境の経験も伴います。この修行の始まりもまた、川向研究室のドアをノックして始まりました。何を考えて良いかすら分からなかった私に、常に提案と機会を与え続けてくれたことをよく覚えています。

地方へ、海外へ、東京の真ん中へと、考察を駆け巡らせた日々でした。

 

 2001 年ニューヨーク。川向先生とコロンビア大学で再会をし、様々な方をご紹介いただき、多様な視点を持って生きていけることを教えていただきました。帰国してからは、非常勤講師に呼んでくださり、学生達との野心的な活動も見守っていただきました。ここ数年間は、まちづくりのあるべき姿への挑戦にご一緒させていただいております。これまでの感謝を深くお伝え申し上げます。本当にありがとうございました。これからの野田建築に、川向先生から頂いた知恵と経験をつないで参ります。

 

 私を含め、研究室OBOG 達は、いろんなプロジェクトを川向先生と進行中です。むしろ、これまで以上にご一緒させていただくこともあるかと思います。休んでいる暇はありませんね!今後ともよろしくお願いいたします。

© 2016 by 川向正人教授の退任記念講義に集う会 事務局

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